フリージャーナリストの小宮純一さんをお迎えして講演会を行いました。小宮さんは、先日のブログでもお伝えしたように、長年子ども虐待の取材をされてきた方です。
講演では、辛い想いをしている子どもの声こそ届かないものであり、その声に耳を傾けていくことがとても重要なことであると教えていただきました。
学生たちからは、次のような感想が寄せられました。「今こうしている間にも、苦しんでいる小さな命があるかもしれません。私たちは保育者として、何をすべきか常に考え、学ばなければならないと思いました」「児童相談所や虐待は他人事のように感じていましたが、小宮さんの話を聴き、とても興味がわきました。現場で働くときもこの問題から関心を失わずにいたいと思います。」
「愛着の話を聴いているうちに、これが現実かと改めて思い、泣きそうになりました。もっともっと自分が子どもたちと向き合い、ひとつでも多く、異変に気づいてあげなければいけないと強く思いました。」「子どもが辛いことをなぜ大人に言わないのか。言ってくれなければわからない!そんな言葉さえもエゴに思えてしまうぐらいです。」
「育てられたようにしか、育てることができないという現実があったとしても、たとえ家庭で愛情を受けられなくても、保育園や幼稚園の先生から、たくさんの愛情をもらえていると子どもが感じることができたら、子どもの育ちは変わるのかもしれないと思います。私が保育者になったら、子どもの特に大事な人生の土台の時期を保育することになるので、もっともっと保育について勉強していきたいと思います。」
小宮さんの取材の現場からの声は、保育者を目指す学生たちの心に確かに響いたと感じる講演会でした。
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