本書に収録された10編は、茨城の風土を描いた詩作品や茨城ゆかりの作家の作品論の試みとなっています。
寺門 仁「浦浪遊女」待つ心寂し
大手拓次「霧の筑波山を下る」の成立
室生犀星 筑波山周遊の旅を巡って
英 美子『春鮒日記』ノート
上野壮夫『野火』論序説
龍膽寺雄『八柱神社の秘仏』緒論
下村千秋『旱天實景』論
長塚 節『痍のあと』の背景
清水橘村ミュージカル「かぜにうたえば」上演から
菊池幽芳 取手時代の幽芳
本書の底流にあるものは、地域に関わる文学作品を
通して地域愛を育み、地域を誇りとし、郷土を愛する
心を育てることにあります。
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