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小野学長『幼児教育・女子教育の先達 豊田芙雄とその時代』を 出版

小野孝尚学長先生が『幼児教育・女子教育の先達 豊田芙雄とその時代』を
出版されました

この本は、豊田芙雄のひ孫高橋清賀子先生のみ霊に献ずる書とされています。

はじめに、『保育の栞(しおり)』の緒論と全文の翻刻、さらに頭注、補注が施されています。『保育の栞』は、わが国初の幼児保育論となるものです。

次に「人格高き女子を造れ」の本文が採録され、頭注が付されています。これは当時、豊田芙雄が水戸市大成女学校に勤務し、最も力を入れていた女子教育論です。「人間性豊かで社会に役立つ堅実な女性の育成」を目指しています。

次の「茫々(ぼうぼう)八十年の回顧」は、当時の『いはらき新聞』の「芙雄号」(大正14年12月17日)に掲載されたいわば「自叙伝」です。逆境にもくじけず、強い意志を持ち、深い教養と行動力を備えた人間性豊かな生き方は、時代を超えて現代社会を生きる総ての女性たちの道標となるものです。

また、この資料「茫々八十年の回顧」は、教育をもって世のため人のために尽くし、今日の幼児教育・女子教育の礎を築いた豊田芙雄97年の伝記的研究の最も基礎となるもので、側注には、豊田芙雄の自叙伝回顧を実証的に裏付けられる資料を紹介しています。

略系譜の作成に当たっては、『豊田芙雄と草創期の幼稚園教育』(建帛社)、『日本人初の幼稚園保姆(ぼ)豊田芙雄』(大洗町幕末と明治の博物館)を参考にし、『水府系纂(さん)』などにより再確認が図られています。

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