表現文化学科1年生は7月15日に茨城県近代美術館で「いわいとしお×岩井俊雄100かいだてのいえとメディアアートの世界」を鑑賞しました。人気絵本作家・いわいとしお、メディアアートの第一人者・岩井俊雄(異なるジャンルのクリエイター)の作品をじかに鑑賞し創作過程の苦労を知ることができました。学生の感想を紹介します。
・「100かいだてのいえ」は絵本自体が独特で本を縦にして読んでいく。普通の絵本とは違った面白さや、絵がかわいく小さい子にも分かりやすい。大人も好きな絵のタッチだ。実際に本ができるまでの原稿が置いてあり最初は全然違う絵が書かれていた。しかし、完成に近づくにつれ、絵が変わり色づき本が完成するまでの一連の流れ、主人公の洋服や動きの原稿など様々な物が置かれている。1から物語を作る難しさや、絵本に出てくる動物たちの書き方、表情、動きなどが細かく書かれおり特徴をよく示している。(O)
・「映像装置としてのピアノ」という作品が1番のお気に入りになった。球体とボタンでピアノを奏でるのが新しく、実際の操作も楽しかった。ボタンを押せば盤が沈み、音階の光が出てくる。それが奇麗で神秘的だった。そしてもう一つ。暗い部屋に大音量で流れている音楽。部屋の中に入ってみると、バチバチと光りながら回転する円盤の上で人形のようなものが動いてる「時間層II」。とても印象的だった。かわいらしい絵本を書いている人と作者が同一人物とは思えない素晴らしい作品であった。(F)
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