去る9月7日水曜日に水戸市にあるザ・ヒロサワ・シティ会館で第18回ショパン国際ピアノコンクールで4位となった小林愛実さんのコンサートがありました。表現文化学科では学科生全員で鑑賞してきました。
第1部はJ. S. バッハとブラームス、第2部はフレデリック・ショパンの曲が披露されました。
第1部で1曲めに演奏されたバッハ『パルティータ 第2番 BWV826』に対して、中盤の様子が「草原みたいなところでひとりの旅人が強弱のある風が吹く中どこかに向かって歩いている情景が浮かんだ」という学生や「雨の降る墓地にたたずみ、愛する人と過ごした日々を振り返る様子を曲にしたような作品」だと感じた学生がいました。
また、第2部の1曲めに演奏されたショパン『スケルツォ 第1番 ロ短調 op. 20』では「速いテンポとゆっくりのテンポが続き心がざわつくように感じ、後のゆったりとしたテンポでは心が安らかになるように感じた」という学生や、2曲目に演奏された『スケルツォ 第2番 変ロ短調 op. 31』では「軽やかだがどこか不気味な連符と、力強いが開放感のあるメロディーが交互に演奏されるシリアスな冒頭で、一気に曲の世界に引き込まれた」という学生がいました。
アンコールも5曲披露してくださり、クラシックやピアノの演奏会を初めて訪れた学生も満足そうでした。
表現文化学科では1年次、2年次を通して、表現法の一つとして演奏会や演劇などの舞台芸術鑑賞会を継続的に実施することで、日常のコミュニケーション法とは異なったコミュニケーション法を学ぶことにより、コミュニケーションに幅と深さを得られるようにしています。
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