理事長より
溢れる感性と真に伸びる力強さを持つ女性の活躍を、社会が必要としています。
私たちが追い求める女子教育とは“こころを価値基準の根底とする精神の豊かさ”です。
知識は使う人間により様々な結果をもたらす存在であり、あくまでもひとつの道具に過ぎません。しかしあなた自身に溢れたみずみずしい感性のきらめきは、知識という名の反射鏡を得ることで、その何十倍にも光り輝くことでしょう。今まさに、私たちを取り巻く社会が求めているものは、この光り輝く、女性の感性のきらめきなのではないでしょうか。
本学母体となる大成女学校の創設者・額賀三郎先生は、学生たちが美しさと気品を兼ね備えた女性となることを願い「撫子(なでしこ)」の花を学章に取り入れました。撫子は気品に溢れた清楚な日本女性を表す「大和撫子(やまとなでしこ)」という美称にもなっていますが、本学の学章にはもうひとつの思いが込められています。それは「日本女性の強さ」。
美しさはそれだけで活力。ですから私たちは、気品と清楚に「強さ」を加え、本学の女性たちを象徴する花にしていきたいと考えています。
本学では「誠実・協和・勤勉」の建学精神に基づき、女性特有の繊細な感性や内に秘めた力強さを大切にした教育を実践しています。大きな包容力を備え、まっすぐな力強さで知識を人々に役立てられる人間こそ、社会に貢献できる人材です。また私たちは、それらを育むものが心の通うあたたかい「ふれあい」だと信じています。
女性が女性であることの素晴らしさを改めて認識し、自分や人々の幸せに最大限の能力を発揮できる・・・
そんな環境を用意して、皆さんとの出会いを楽しみにしています。
学校法人大成学園 理事長 額賀修一